下北沢で姿勢改善を求める女性へ|猫背・肩こりが戻る本当の理由とは?

「背中を伸ばしてもすぐ姿勢が崩れてしまう」「猫背や肩こりを何度も繰り返してしまう」こうした悩みを抱える女性も多いのではないでしょうか。

 

背中を意識して姿勢を整えようとしても、思うように変化を感じられないことがあります。背中だけを整えても、姿勢は根本から変わりにくいということです。

 

姿勢を安定させるためには、背中ではなく、骨盤や肋骨の位置、呼吸の浅さなど、「体の中心がどのように支えられているか」を理解することが重要です。

見た目を整えるだけではなく、日常生活で無理なく姿勢が保てる状態づくりが欠かせません。

 

この「呼吸の浅さと姿勢・体幹の不安定性の関係」は、呼吸と体幹安定性を扱った研究でも示されています 1)

 

この記事では、下北沢で姿勢改善を目指す女性に向けて、猫背や肩こりが戻りやすくなる原因と、自然に姿勢が整う体づくりのヒントを分かりやすく解説します。

 


 

猫背・肩こりの原因は「背中」ではなく体のアンバランス

 

猫背や肩こりの根本原因は、“背中”よりも骨盤・肋骨・肩甲骨のバランスの乱れにあります。

 

猫背を「背中が丸いから」と単純に考えてしまいがちですが、実際には体の中心がうまく支えられていないことが大きな原因です。

骨盤が前後に傾くと体幹が働きにくく、姿勢が崩れやすくなります。

 

また、肋骨(胸郭)が硬くなると呼吸が浅くなり、肩や首の筋肉ばかりに力が入りやすくなります。

この胸郭の動きと体幹深層筋の関連性は、国内研究でも確認されています 2)

 

さらに肩甲骨が滑らかに動かないと巻き肩が進行し、姿勢が安定しません。

肩甲骨の動きを改善するだけで「呼吸のしやすさ」や「肩の軽さ」を実感される方が多くいます。

 

背中ではなく「骨盤・肋骨・肩甲骨」の位置関係の乱れが、猫背・肩こりの戻りやすさにつながっているのです。

 


 

背中を伸ばすだけの姿勢改善が続かない理由

 

 

背中を伸ばす方法だけでは、姿勢はその場しのぎで長続きしません。

 

胸を張って姿勢を正そうとすると、腰が反って負担が増えることがあります。

また、肋骨を固めてしまうことで呼吸が浅くなり、肩や首に余計な力みが生じます。

見た目を整えても、無意識でその姿勢を維持することは難しく、すぐに元の癖に戻ってしまいます。

 

 

姿勢は「作る」のではなく、「整う条件」がそろって初めて自然に維持できるものです。

この「骨盤と胸郭アライメントが呼吸機能に影響を与える」という点についても、研究報告があります3)

 

胸を張る意識をやめ、肋骨が動くようになっただけで肩こりが軽減するケースは多くあります。

姿勢を支える土台が整わないまま背中だけを伸ばしても、改善は続きません

 


 

姿勢が自然と整うために必要な3つのポイント

骨盤・肋骨・肩甲骨の3つが整うことで、努力しなくても姿勢が安定します。

 

① 骨盤のニュートラル

骨盤が前後どちらにも偏らずニュートラルに保たれることで、体幹が自然に働き、姿勢が崩れにくくなります。

 

② 肋骨(胸郭)が柔らかく動くこと

肋骨の動きが悪いと呼吸が浅くなり、肩こりや猫背の原因になります。

呼吸が深くなるだけで、肩や首の力みが抜ける人は非常に多いです。

 

③ 肩甲骨が滑らかに動くこと

肩甲骨が固まると腕だけで動いてしまい、巻き肩や猫背が進行します。

呼吸が改善するだけで「肩が軽くなる」「姿勢が勝手に伸びる」と驚かれる方もいます。

 

これら3つのポイントが整うと、意識しなくても姿勢が自然に整い、猫背・肩こりになりにくくなります。

 


 

スタジオ J+で行う「整いやすい姿勢の土台づくり」

姿勢を“作る”のではなく、無理なく“整う体”へ導くことが最短ルートです。

 

スタジオ J+では、初回評価で骨盤・肋骨・肩甲骨・呼吸の状態を丁寧に確認し、「どこに癖があるのか」「姿勢が崩れる原因は何か」を明確にします

 

改善アプローチは、努力で姿勢を作るのではなく「整いやすい条件を整える」ことが中心

そのため、家事や仕事など日常生活でも無理なく姿勢が保てるようになります。

 


 

まとめ|まずは自分の体の癖を知ることが第一歩

猫背や肩こりが戻りやすいのは、本人の努力不足ではありません。背中以外に根本原因があるためです。

正しい順番で整えることで、姿勢は自然と安定し、戻りにくくなります。

 

スタジオ J+のトライアルセッションでは、姿勢の癖を可視化し、改善のステップを丁寧に説明します。

姿勢が変わる感覚を実感することで、無理なく良い姿勢が続くようになります。

 

下北沢で姿勢改善を求める女性の方に、スタジオ J+は丁寧にサポートいたします。

 

 

参考文献

  1. 川崎卓也, 坂井泰, 柿崎藤泰, 竹澤美穂. (2011). 横隔膜機能評価法開発の試み — 背臥位と座位における筋厚変化と変位量の関連性について. 理学療法学Supplement. 38巻, Suppl.2,  p.1348.
  2. 河邉真如, 秋吉直樹, 山下剛司. (2014). 上位胸郭・下位胸郭の拡張差と腹横筋厚の関連性. 理学療法学Supplement. 41巻, Suppl.2, p.0535.
  3. 武田広道, 岡山裕美, 大工谷新一. (2007). 骨盤,脊柱アラインメントが胸郭可動性と呼吸機能に及ぼす影響. 理学療法科学. 22巻, 3号, pp.353-358.